ワークショップにおける空間設計

対象シーン

    ワークショップがマンネリ化してきたら

対象年齢

    全年齢

制作費用

    数千円~数万円

 

ワークショップを開催するまでには、やるべきことが山程ありますよね。

山内祐平氏、安斎勇樹氏、森玲奈氏(2013)の「ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ」(慶應義塾大学出版会)では、ワークショップデザインの過程を

企画(コンセプトの生成、プログラムの作成) ➝ 運営(広報、ファシリテーション) ➝ 評価(総括的評価、形成的評価)

というサイクルで表現しています。

いや、本当に考えることが沢山ありますね。

しかし、ワークショップの非日常性を上げるには、上記サイクルを徹底して回すことに追加して、空間設計という大事な要素もどうかお忘れなく!

世界中の叡智が集まってプレゼンを行うカンファレンスTEDでは、そのプレゼンの質の高さはもちろんのこと、参加者がワクワクし、そしてリラックスしながらプレゼンを聴講できる見事な空間設計が有名です。

スタンフォードのd.schoolでも、創設者らが自らその空間設計を行い、クリエイティブな場を創りだすことの大切さを体現しています。

ちょっとした工夫やこだわりを施すだけでも、その場の雰囲気や意図に大きな変化が生じます。

「いやいや、TEDのような空間設計なんて恐れ多い・・・」

と思ったあなた。確かにTEDの会場は世界中の著名デザイナーが担当しているだけあって、なかなか真似できるものではありませんね。

でも、やってみなきゃ分からない!プロじゃなくても、できることが沢山あります。

そこで、実際にTEDの会場の様な雰囲気を意識してワクワクする空間設計を施してみました。

もともとはこんな会場が・・・

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空間設計を施すことでこんな空間へと様変わりします。

 

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ただ椅子や机を並べた会場よりも、断然ワクワクしませんか!

他にも、こんな会場が・・・

 

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こんなワクワク会場へ。

 

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もちろんこうした空間設計には、企画にあたってお金と時間がかかります。

 

セットアップにも、多くの労力が必要となります。

しかし、ちょっとした工夫で、いかに参加者のモチベーションが変わるかを目の当たりにできます。

ちょっとした備品で、いかに参加者の行動に変化を起こせるかが手に取るようにわかります。

小さな工夫から、みなさんもワクワクする空間設計を試してみてはいかがでしょうか。