対象シーン
ワークショップでPCやタブレット等を使うとき
対象年齢
小学生以上
制作費用
約1万円(ディスプレイ代除く)
参加者がiPadやラップトップPCで調査や資料作成を行う際に、必ずと言っていいほど生じるのが、「画面共有」問題。
自分が調べた内容や作ったスライドをグループメンバーに見せたいと思った際に、タブレットを手渡さないといけなかったり、PCを回転させないといけなかったり、はたまたメンバー全員に後ろに集まってもらったりと、画面共有は実に手間がかかります。
場合によっては、グループから孤立して画面に隠れてしまったり、画面が見れずに疎外感を感じてしまう参加者が出るケースも。
ファシリテーターとしては、何とかしたいpain pointの一つです。
そこでFaciliiが現在開発中なのが、Peeking Tableです。
コンセプトは至ってシンプル。キャスターの付いた移動式テーブルに、スクリーンがはめこまれた机型デバイスです。
遊び心として、このプロトタイプでは操作インタフェースがゲームセンター形式となっていますが、用途に応じてマウスでも、机のへりでも、ジェスチャー認識でも、何にでもカスタマイズ可能です。
なぜなら、極論、ただのスクリーンだからです。
ただし、このスクリーンの特徴がミソで、IPS式のディスプレイを用いることで、あらゆる方向からでも画面をしっかりと見ることが可能になります。
つまり、周囲のメンバーが「覗きこむ」 = 「Peek」するだけで、瞬時に画面共有が可能となるのです。
更にテーブル型となっていることで、ディスカッションや作業の段階からグループ全員で画面を囲った状態で作業することができます。
画面をタッチパネルに変えたり、操作インタフェースをもっと身近なものにしたり、テーブルの高さを調節可能にしたり、作業するスペースを付け足したりと、今後も改良をどんどん加えていく予定です。
デザイン思考のプロセスで言えば、プロトタイプとテストのイテレーションをぐるぐる回すこのフェーズが、一番楽しい部分でもありますね。
Peeking Tableに対するコメントや提案、アプリケーションのアイディア等、お待ちしております。